結婚してから不倫の漫画山程読んでしまっている。
自分にもいつか起こるかもしれない、人間だからあり得る、気を付けろ、と言い聞かせているけども···
基本的にそういう漫画は
①幸せな日常パート
②パートナーの不穏な空気を感じる
③疑惑を持つ
④調べる
⑤浮気の証拠発見
⑥悩む
⑦今後の方針を決める
⑧証拠を集めて離婚か復縁etc...
という感じで流れが一緒なので先が読みやすいので、また読み返したいと思うくらい本当に面白いものはあまりない。
ただこんなに需要があるのは、不倫や浮気をされた人、した人がこの世に多すぎるからだろう。人はみな性別にかかわらず、2人に1人が浮気の経験があるといわれているので、カップルがいたら必ずどっちかは浮気経験者の可能性が高いということ!!!!!そんなん基本ほとんどの人が浮気しますって中学くらいで教育したほうがいいよ!と思ったレベルで当たり前にあることみたいだ。
だから、不倫や浮気をした人をメディアで叩いたりする人が多いのは違和感があったんだけど、最近考えが変わった。
不倫や浮気を叩く人が多い理由は、ほとんどの人が浮気や不倫された、した経験があるためではないかな。
それがなぜ全員叩く側に回るのかというと、やらかした人は「叩いとかないと浮気容認してる人って思われるもんな、そう思われちゃうと、今後浮気を疑われやすくなるかも、浮気しにくくなっちゃう!浮気不倫バレるようなバカは叩いとこう、その対応が無難」って思考になるだろうし、
やられた人は「わたしも経験ある!傷ついた経験を思い出した!!ひどい!不倫浮気するやつはやはり人間のクズ!」と考えてしまうんじゃないかと。
だから、ほとんどの人が叩く側に入ってしまうんじゃないかなと思います。
だからね、物語のなかで、不倫した方が悪人って感じの薄っぺらな描写があると読まないようになった。
こんなにめちゃくちゃありふれた、正直当事者以外の人にとっては心底くだらないことなのに、不倫するやつはもともと悪とかもともと駄目な人間とかレッテル貼っても意味ない気がするんよね。
まじで不倫したことがない自分だけど、いつかする可能性は死ぬまで誰もが持ってるわけで···自分はそんなこと絶対しないとか何の根拠もない自信を持つよりは「する可能性は0ではないが、伴侶を悲しませるようなことはしたくないと思い続けていけるように努力したい、相手もそうであってくれたら良い」って思ってる方がましな気がする。祈るしかないというね。
「自分が不倫なんてするとは思わなかった」って不倫してるやつのよく言うセリフナンバー1なんだもん···(´-`)
人間なんてみんなそんなもの。
そもそも「自分はそんなことやらない」とか言っちゃう人はなんにも分かってない正義感だけが先走っている子供か、人生経験が少ない能天気な人かも、と思う。
環境さえ整えば不倫するやつが大半だし、それが普通で、でも、通してやらないやつはちゃんといる(はず)。それが自分がどっちなのかは、そのときにならないと分からないってこと、分かってないやつが多すぎ。自分のことなんてみんなそんな分かってないのにね。
「伴侶を大事にしたいと思い続けられますように。自分も伴侶も他に好きな人ができませんように」と祈り続けることしか人間にはできないのであった。